この体系化は、｢行動力と記憶力の制御｣の｢方法(メソッド)｣の定義です
１）行動力を向上する５ステップ ※プラス志向(自律)の向上／エネルギー状態の人材育成※
行動力の向上には、心情のエネルギー状態をプラス志向(自律)に維持すること、理想と現実のギャップ認
識を明瞭かつ最新に維持することが必要になる。この維持には、真実(事実＋解釈)の直感(行動トリガー)
を明瞭化し目標達成に必要なエネルギー量を認識する効果、目標達成を前向きに判断(行動ジャッジ)する
効果があり、脳内の行動や感情の仕組みを効率良く動かしてくれる
脳内の｢エネルギー状態の最適化｣と｢理想と現実のギャップ認識｣を維持する提案(行動力の環境づくり)が、
｢行動力を向上する５ステップ｣である
①自律の維持
・脳内のドーパミンが多い状態(自律)の維持（｢安心の習慣｣を維持する環境づくり）
・自律はやる気を促す力（集中力、行動ジャッジの向上）
・アドバイス：｢安心の習慣｣を維持する環境づくりを進める
⇒自分の制御で脳内のドーパミンが多い状態(自律)を維持できる
＜｢安心の習慣｣を維持する環境づくり＞
1)五感を刺激して心地良さを感じたときに脳内にオキシトシンが放出される
2)このオキシトシン放出の状態で、目標達成の成功体験を増やしていく（小さな成功で良い）
3)これが｢オキシトシン放出⇒ドーパミン放出｣の学習になる
4)その結果、｢五感から心地良さを感じると、脳内にドーパミンを放出する｣仕組みができる
5)この仕組みの活用により、脳内のドーパミンが多い状態(自律)を維持できる
②他律の認識
・脳内のドーパミンが少ない状態(他律)の認識（｢不安の習慣｣を認識する環境づくり）
・他律はいや気を促す力（敏感力、行動ジャッジの低下）
・アドバイス：｢不安の習慣｣を認識する環境づくりを進める
⇒自分の制御で脳内のドーパミンが少ない状態(他律)を回避できる
＜｢不安の習慣｣を認識する環境づくり＞
1)周囲に敏感や過敏になることが多くないか確認する（他者の行動が気になるなど）
2)周囲を気にした自発行動が多くないか確認する（他者優先や自己犠牲が多いなど）
3)自分以外が制御する状態(他律)を当然と諦めていないか確認する（不満のある従属など）
4)周囲にも諦めることを当然と促す思考になっていないか確認する（理由のない心配など）
5)1)～4)の認識がある場合、環境的な要因が明確ならその改善を優先し、環境的な要因が
不明や対処が難しいなら、｢安心の習慣｣を生活に取入れる事を優先する
③理想の向上
・目標達成で理想の向上（｢理想の設定｣を持続する環境づくり）
・理想は想像を促す力（好奇心や公共心、プラス志向の直感）
・アドバイス：｢理想の設定｣を持続する環境づくりを進める
⇒日常から最良形を意識できる状態になる
＜｢理想の設定｣を持続する環境づくり＞
1)真実(事実＋解釈)への｢最良形の存在｣を認識する（最良の物や方法の存在を意識する）
2)最良形を｢目標達成のシステム視点(要素の集合体)｣で想像する（最良形の要素を設定する）
3)最良形を｢現実的な制約条件を含めない要素レベル｣で設定する（最良形の要素レベルを設定する）
4)最良形を｢最新情報や最新技術の確認｣で更新する（最良形の要素レベルを更新する）
④現実の認識
・制約条件で現実の認識（｢現実の確認｣を持続する環境づくり）
・現実は確認を促す力（猜疑心や警戒心、マイナス志向の直感）
・アドバイス：｢現実の確認｣を持続する環境づくりを進める
⇒日常から最適化を意識できる状態になる
＜｢現実の確認｣を持続する環境づくり＞
1)真実(事実＋解釈)への｢最適化の条件｣を認識する（最適な物や方法の条件を意識する）
2)最適化を｢最良形のシステム視点(要素の集合体)｣で確認する（最適化の要素を確認する）
3)最適化を｢現実的な制約条件を含めた要素レベル｣で設定する（最適化の要素レベルを設定する）
4)最適化を｢最新情報や最新技術の確認｣で更新する（最適化の要素レベルを更新する）
⑤行動のギャップ認識
・理想と現実のギャップ認識（｢ギャップ認識｣を持続する環境づくり）
・達成や解決の行動を促す力（行動トリガーの発動）
・アドバイス：｢ギャップ認識｣を持続する環境づくりを進める
⇒直感(行動トリガー)の起因を活用する
＜｢ギャップ認識｣を持続する環境づくり＞
1)真実(事実＋解釈)への｢プラス志向の直感｣を認識する（好奇心や公共心を感じる）
2)プラス志向の直感が｢想定外、想定内｣かギャップ認識する（想定外は再検討、想定内は再確認する）
3)真実(事実＋解釈)への｢マイナス志向の直感｣を認識する（猜疑心や警戒心を感じる）
4)マイナス志向の直感が｢想定外、想定内｣かギャップ認識する（想定外は要調査、想定内は要確認する）
5)真実(事実＋解釈)の想定ギャップのある構成要素を確認する（言い忘れや思込みを回避する）
6)理想と現実のギャップ認識で｢一を聞いて十を知る｣を実践する（構成要素とギャップ認識で確認する）
２）記憶力を向上する５ステップ ※社会志向(理性)の向上／イメージ状態の人材育成※
記憶力の向上には、理想と現実のギャップ認識(情報の不足や欠け)を活用すること、心情のイメージ状態
を社会志向(理性)にする｢明瞭なシステム視点｣の記憶の仕組みを活用することが必要になる。この活用に
は、情報のギャップ認識から脳内のギャップを埋めたい衝動(行動トリガー)が生まれる効果、曖昧なイメ
ージ視点の記憶(認識)から明瞭なシステム視点の記憶(確定・深化・統合)の段階的な仕組みによる効果が
あり、脳内の記憶の仕組みを効率良く動かしてくれる
脳内の｢理想と現実のギャップ認識｣と｢イメージ状態の段階記憶｣を活用する提案(記憶力の環境づくり)が、
｢記憶力を向上する５ステップ｣である
①記憶のギャップ
・理想と現実のギャップ認識（情報の不足や欠けが探索や解決を促す行動トリガーとなる）
・学習の行動を促す力（行動トリガーの発動）
・アドバイス：情報の不足や欠けから｢知りたい欲求、知らない抑圧｣を感じる
⇒行動トリガーで記憶の入口が開く
②記憶の認識
・全体像(枠)の認識（曖昧なイメージ視点の記憶で定着させる）
・記憶を印象化する力（全体像の枠組的な記憶）※流暢的な錯覚のある印象的な記憶の状態※
・アドバイス：この時点で、全体像(枠)の記憶を優先し細部の確定や深化を行わない
⇒完全な理解を目指さない
③記憶の確定
・記憶を引出した瞬間の確定（曖昧なイメージ視点の記憶を、明瞭なシステム視点の記憶で定着させる）
・記憶を構造化する力（短期記憶の構造的な更新）※流暢的な錯覚のない構造的な記憶の状態※
・アドバイス：この時点で、全体像(枠)を意識し記憶を確認する
⇒不完全な理解を洗い出す
④記憶の深化
・記憶を引出した瞬間の深化（明瞭なシステム視点の記憶を、深く認識した記憶で定着させる）
・記憶を深化させる力（長期記憶の構造的な蓄積）※情報を深く認識した構造的な記憶の状態※
・アドバイス：この時点で、不完全な記憶を繰返し確認する
⇒不完全な記憶の理解を深める
⑤記憶の統合
・想起練習(生成的学習)で統合検索ルートの生成（発想を紐づける統合検索ルートを定着させる）
・記憶を統合させる力（長期記憶の連携的な更新）※発想を引出す連携的な記憶の状態※
・アドバイス：この時点で、関連情報を含めた正しい情報の引出しルートを確認する
⇒記憶の統合理解(分類ｘ順番ｘ関連)を深める
